キーが回らず、「キーが抜けない・エンジンをかける事が出来ない」事ってたまにありますよね。
その原因は、ハンドルロックがかかってしまっている場合が多いです。
ハンドルロックの解除方法は、下記でも説明しますが、ハンドルを右左に回しながら、キーを回すと解除されます。
え？ハンドルロックした覚えは無いけど・・・・・と、思っている人もいるとは思います。
不意にハンドルロックがかかってしまう位置が存在します。
«ハンドルロックとは»
そもそもハンドルロックの意味を知っていますか？
これは、盗難防止の為にある機構になります。
キーをキーシリンダーに差さない状態でハンドルを回すと、ロックが掛かる仕組みになります。
ロックがかかってしまうと、キーを持っていないと解除する事は出来なくなりますので、車が盗みにくくなります。
その為に、このような機構が装着されています。
盗難されないように、あえてハンドルをロックする物を購入する人もいます。
«何故、知らない間にロックが掛かってしまうのか？»
最近は、スマートキーが主流になってきているので、プッシュボタンでエンジンをかける事が出来ます。
しかし、少し前の車だとまだまだキーをシリンダーに差して回すタイプの車は多いを思います。
エンジンを停止すると、エンジンで駆動している全ての装置が停止します。
その中で、ハンドルの操作を容易に行う為に、パワーステアリングという装置があります。
エンジンが止まると、そのパワーステアリングの装置に供給している油圧も停止します。
すると、若干ハンドルが右か左に回ってしまいます。その少し回った時に、ハンドルロックが掛かってしまいます。
ハンドルを直進状態ではなく、回した状態でエンジンを停止すると、ハンドルロックがかかりやすくなってしまいます。
車を止める時は、ほとんどの人はハンドルは直進状態でエンジンを停止すると思いますが。
実際に私の姉がこの状態になりました。
いつもは駐車する時は、直進状態でエンジンを停止するのですが、その日は路肩に寄せていってハンドルを戻さずに、エンジンを停止してしまったみたいです。
用事が済んで、さぁ車のエンジンをかけて家に帰ろうとした際に、キーが回らない事に気づいたようです。
何回もキーを抜き差しして回してみるも、回りません。ハンドルロックがかかっているのに気づかなかったようです。
何度か試してダメだったので、私の所に電話で助けを求めて来ました。
話を聞いて、すぐにハンドルロックがかかっていると思いました。
姉は「ハンドルロックなんてしてない。そもそもハンドルロックって何？」って感じでした。
電話でハンドルを左右に回しながら、キーを回してみてと伝えました。
電話口から「キーが回ってエンジンかかった」と安堵の声が聞こえて来ました。
女の人は特に、ハンドルロックの存在すらも知らない人も多いかと思います。
キーが回らない場合は、慌てず落ち着いて、ハンドルを右左に操作すると解除されますので、実施して下さい。
気を付けて欲しい事は、力任せにキーを回そうとすれば、最悪の場合キーが折れてしまう事もあり得ますので、注意して下さいね。
ハンドルロックではなく、キーが回らない場合は、ＪＡＦや出張サービスを利用して、見てもらいましょう。
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