最近の少子高齢化社会において、子供の人数は年々減少していっています。それに伴い、昔に比べてチーム数の減少、親の役割にも変化が出て来ました。
※ここでは、学童=小学生・少年=中学生で話します。
私、自身は子供と共に、少年・学童野球に10年余り身を置いています。私の経歴です。長男は今年が高校3年最後の年になりました。
この夏が長男が真剣に野球やる最後の姿だと思いますので、この目にしっかりと焼き付けたいと思っています。
さて、少年・学童野球において一番重要なチーム選びを解説します。
«チーム選び»
・学童野球
学童野球ではほとんどの子供が軟式チームに入ると思います。私の時代の話をすると、その小学校の子供はそこで活動しているチームに入るのが当たり前でした。
しかし、昨今の少子高齢化社会に伴い、チームが消滅していっています。
なので、家から通える範囲全てのチームが対象になりました。親が送り迎えを行えば、どこのチームでも一応入れますが、あまりにも遠すぎるのはしんどいかと思います。
学童野球まず、体験を1ヶ月行う事をお勧めします。
1回や2回でチームを決めてしまったら、後で後悔する事なります。
どのチームでも1ヶ月ぐらいの体験は可能だと思います。体験もさせてくれないチームなら入団しない方が良いと思います。
体験をする中で以下の点をしっかりと見ていれば、良いチームか分かると思います。
- 監督・コーチの態度
- 練習内容・指導方法
- チーム全体の雰囲気
- 父兄の感じ
- 親の役割
①監督・コーチの態度
最初に体験に参加すると、まずは監督かいなければ、コーチが挨拶に来ると思います。その人が入団したら自分の子供の監督になります。
なので、その態度や雰囲気を見て下さい。
昔からずっとそのチームにいて、監督をずっとやっている人もいます。だいたいは子供の親がやっていると思うので、そこまで悪い感じの人はいないと思います。
挨拶の一つの出来ない様な監督なら、辞めておいた方が良いでしょうね。
②練習内容・指導方法
一概に、この練習方法が良いというものは、学童野球では無いと思います。
ここでは、しっかりと基礎を大事にした練習をしているのかを見ましょう。
後は、「子供が楽しそうに練習をやっている」が重要です。
学童野球の目的は、野球を好きになってもらい、楽しく野球をするが一番だと思います。
勝利至上主義は少年野球・高校野球になってからやれば良いです。
それと一番重要なのが、監督・コーチがどのように子供と接しているのかです。
罵声を上げながら、怒りまくっている監督・コーチがいるかです。
時には怒らないとダメな時も有ると思いますが、あまり怒ってばかりいる監督・コーチではあまり子供にとっては良い環境ではないでしょうね。
③チーム全体の雰囲気
そのチームがどんな雰囲気で練習をしているのか。
これから、自分の子供が入るチームなので、自分の子供に合っているのかをしっかりと見れあげましょう。
④父兄の感じ
これは、入団してみないと分からないと思うので、厳しいと思います。
何度か体験会に参加していると、話しかけて来る親がいると思いますので、そこで父兄の感じを感じで下さい。
当たり外れはあると思いますが。
⑤親の役割
これが、親にとっては一番重要な事になると思います。
入団して親が何をしないといけないのかをしっかりと聞きましょう。
どのチームにも世話役や学年代表がいると思うので、しっかりと説明してもらって、確認しましょう。
最近は、親の負担を減らそうとしているチームもたくさんあると思いますので、当番等が出来ないと感じているなら、役割の少ないチームを選ぶのもありかと思います。
⑥一番大切な事
1~5はとっても重要だと思いますが、最も重要なのは子供も親も気持ちよく野球が出来るチームを選ぶべきだと思います。
子供がそのチームに入りたくても、親が嫌だったら親は嫌々になってしまいます。その逆で、親はそのチームに入れたくても、子供が嫌だったら、子供は野球を辞めてしまいます。
なので、チーム選びは非常に重要なので、出来る限り体験会に参加し、子供だけではなく親の一緒に参加する事によって、子供にとっても親にとっても良いチームが見つかると思います。
10年余り学童・少年野球に携わっていると、チーム選びを失敗して、チームを転々としている家庭や、野球を辞めてしまった子供など、色々と見て来ました。
そうならない為にも、しっかりとチームを選びましょう。
・少年野球
学童野球と違って、軟式を選ぶ子供と硬式を選ぶ子供に分かれると思います。
①軟式チーム
軟式チームは学童チームの延長みたいな感じですが、中学生なのである程度遠くのチームでも子供だけで練習に参加する事が出来ると思うので、近くにチームが無くても大丈夫だと思います。
軟式チームでは部活と併用しても良いチームとダメなチームが有ります。
併用しても良いメリットは、平日は部活で、土日はクラブチームで野球をやる事が出来る。
併用がダメなチームでも平日練習をしっかりとしてくれるチームなら、良いかと思います。
併用のデメリットは、土曜日に部活の試合が入ると、なかなかクラブチームに参加出来ない事です。
少年野球でも親の当番は有ります。学童野球より親の役割がしんどい所も有ります。
逆に全くないチームも有ります。なので、学童野球同様に、体験会に参加してしっかりと確認しましょう。
②硬式チーム
硬式チームの場合は、親のサポートは必須です。親のサポート無しでは絶対に出来ません。
まず、練習グランドが子供達だけでは行けない、車を使わないと通えない所にある場合が大概です。
硬式ボールを使用して良いグランドは限られているので、なかなか町中では厳しいので、山の中等になってしまいます。
車でも1時間以上かかるような所では子供だけで行くのは不可能ですよね。
なので、父親か母親かどちらは一人は確実に送り迎えをしないとダメです。
硬式に憧れる子供は多いので、入りたいと言う子供は多いと思いますが、親も覚悟がいります。
半端な覚悟で硬式チームに入ってしまって後悔している人はたくさんいると思います。
硬式のチームにも様々あって、高校の下準備の為や高校に向けて硬式に慣れる目的のチーム、勝利至上主義のチームや全国大会を毎年狙っているチーム。
色々とありますので、子供としっかりと話し合って、硬式野球をする目的を明確にして、チームを選びましょう。
ただ単に硬式野球がやりたい、だけではうまくいかないと思います。個人的な意見ですが。
まとめ
学童・少年野球のチーム選びの重要性が分かってもらえましたか?一概にこのチームが良いという基準は無いと思います。
強いチーム=良いチームでもありませんし、弱いチーム=悪いチームでも無いと思います。
子供が何を目指すか、その目指す所に親がどこまでサーポト出来るか、の境目を見極めてより良いチームを探しましょう。
私的には、一度野球をやったのなら、高校野球までは頑張って欲しいと思ってますので、まずは野球を好きになってくれるようなチームを選びました。
コメント