【整備士】車の警告灯は、赤は危険・オレンジ色は要注意!点灯した時の対処方法も解説。

整備士

メーター内にはいくつもの表示があると思いますが、その中でも赤色の警告灯が点灯した場合は、車に重大な故障が発生しているというサインになります。

私の経歴です。

警告灯によって、今の車の情報を運転者に教えてくれています。

警告灯の色には大きく分けて、2種類の色が有ります。

意味
赤色
(危険)
・車に重大な故障・トラブルが発生している状態
・速やかに車を停車して、車の状態の確認が必要
オレンジ色
(注意)
・車に軽度の故障・トラブルが発生している状態
・すぐでは無いが、早めに修理が必要が状態

警告灯の色によって、対応が変わってきます。

代表的な警告灯の紹介をしていきます。これだけでも覚えておくと、いざという時に慌てる事が無く対処出来ると思いますので、最後まで読んでくださいね。

車種・メーカーによって、若干のマークの違いが有るとは思いますが、だいたいは同じ感じのマークなので理解出来るとは思います。(トヨタ系の表示がメインで記載します)

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赤色の警告灯

【パーキングブレーキランプ】

点灯原因:

パーキングブレーキを引いている状態だと点灯してランプになります。

これは、2通りあって○の「!」のマークと「P」のマークがある車が有ります。

↓↓↓ 詳しくは、過去の投稿を参照してみて下さい ↓↓↓

対処方法:

パーキングブレーキがしっかりと解除されているのかを確認しましょう。

解除し忘れで点灯している事が多いと思います。

それでも消灯しないのなら、なんらかの故障が発生している可能性が有りますので、早急に修理工場へ持ち込みましょう。

ブレーキ系統の故障は重大事故に繋がります

【オイルプレッシャーランプ】

点灯原因:

エンジン内部の油圧が低い時に、点灯します。

エンジンを始動してすぐは、どの車も点灯していると思います。

しかし、10秒以上経っても消灯しない場合は、エンジン内部の油圧が低下している可能性が高いので、すぐにエンジンを停止しましょう。

そのままの状態でエンジンを回し続けると、エンジンの破損に繋がります。

対処方法:

まずは、エンジンオイルの量が適正なのかを確認しましょう。

エンジンオイルが多くても少なくても点灯する可能性が有りますので、しばらくエンジンオイルの交換を実施していないのであれば、交換してみて下さい。

エンジンオイルの量が正常でも消灯しなければ、次はエレメントの交換を実施しましょう。

エレメントが詰まっていると、エンジンの油路が塞がっている可能性の有ります。

エンジンオイル・エレメントを交換しても消灯しない場合は、オイルプレッシャーのセンサーが故障しているか、エンジン内部が損傷しています。

早急に修理工場で点検してもらう事を強く勧めます。

【チャージランプ】

点灯原因:

車には電気が使用されています。

その電気を作っているのが、オルタネーターで蓄えているのがバッテリーになります。

↓↓ 詳しくは、過去投稿を参照して下さい ↓↓

なんらかの原因で充電装置に故障が発生した時に点灯します。

例えばオルタネーターが発電出来ていないとか、バッテリーの性能が著しく低下しているとか。

その状態で走り続けると、バッテリーの電気を使い切ってしまうと、エンジンが停止してしまい、再始動出来なくなります。

対処方法:

エンジンを停止してしまうと、再始動出来なくなる可能性もあるので、安全な場所へ停車しましょう。

教習所でも習った事があるので分かるとは思いますが、ボンネットを開けてベルトが飛んでいないかを確認しましょう。

次はバッテリーの状態です。

↓↓ 詳しくは、過去投稿を参照して下さい ↓↓

バッテリーの交換は素人でも出来ると思いますが、ベルトの交換はなかなか厳しいを思います。

チャージランプが点灯したら、速やかに修理工場で点検してもらいましょう。

【水温ランプ】

点灯原因

このランプは、エンジンの水温が高温の場合に点灯します。

青色と赤色があって、青色の場合は問題有りません。

エンジンが暖まったら消灯しますので。

しかし、もし赤色が点灯したらエンジンが高温(オーバーヒート)になっています。

ランプが無いタイプも有ると思いますので、メーター内の水温計を確認しましょう。

対処方法

赤色のランプが点灯したら、とりあえず安全な所に車を停車して、しばらくアイドリンドで水温計が下がるか確認して下さい。

次に車の下を覗いて、LLC(冷却水)が漏れていないかを確認しましょう。

漏れていれば、LLC不足によってオーバーヒートしている可能性が高いです。

ボンネットを開けて、ラジエーターキャップを開けて、水を足すのですが、ここで注意が必要です。

エンジンが高温の状態でラジエーターキャップを開けると、高温のLLCが一気に噴き出てきますので、タオル等で当てながら、少しずつ開けて下さい。

それでも原因が見つからない場合は、何かの部品が故障しているので、水温計が落ち着いたら修理工場で点検してもらいましょう。

【赤色でも危険では無いマーク】

赤色のマークが点灯したら車に重大な故障が発生している可能性が高いですが、その中でも赤色のマークでもそこまで緊急性が無いマークも有ります。

シートベルト非着用のマークやエアバックのマークです。

どちらも車が事故を起こした場合に、搭乗者が危険にさらされる可能性が非常に高いので赤色のマークが点灯します。

シートベルトは着用すれば消灯しますし、エアバックは上記3つと違い、今すぐに車の修理が必要では有りません。

走行は普通に出来ます。

ただ、エアバックは事故を起こした時に作動しない可能性が高く、ドライバーに危険がある為に赤色のマークによって、警告しています。

エアバックは今すぐにではなくても、早めに修理をした方が良いでしょうね。

オレンジ色の警告灯

【エンジンチェックランプ】

点灯原因:

エンジン系統に故障がある場合に点灯します。

対処方法:

故障内容によって異なりますが、そのまま走行しても大丈夫です。

しかし、故障によっては出力制限がかかったりする場合も有ります。

普通に走行して問題無ければとりあえず走行しても大丈夫ですが、そのままほっておいてもエンジンに良い事はありません。

たまに、一度だけ点灯して、その後消灯し、再点灯しない場合もあります。

しかし、一度はエンジン系統の何かが故障したので、早急ではないにしろ早めに点検してもらうのが良いでしょう。

【ABSランプ】

点灯原因:

ABS系統に異常が発生している状態。

対処方法:

エンジンチェックランプ同様、そのまま走行しても大丈夫です。

ABSランプも消灯する事が多いランプです。

点灯中はABSの作動がしないので、気をつけて下さい。

消灯してもはやり、一度点検してもらった方が良いでしょう。

まとめ

メーターには色々な情報が有ります。

その全てを把握するのは、素人では難しいと思いますが、上記で説明したマークは最低限覚えていた方が良いと思います。

何かのマークが点灯したという事は、車にとって良い事ではありませんので。

赤色=危険、オレンジ色=注意と説明しましたが、どちらも場合も一度、修理工場で点検しなければなりません。

それが、至急なのか、出来るだけ早くなのか、の違いだけです。

昔は点灯したままでも車検が受けれましたが、今は車検を更新する事が出来ませんので、注意しましょう!

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