トラック整備士の年収、月収、賞与。思っている以上に安いのが現状です

私は、20年弱自動車の整備士をしている現役のエンジニアです。(詳しくはこちらを参照して下さい)

正直、世間一般的に整備士の給料は安いのはご存じだと思いますが、皆さんが思っている以上に整備士のお金の事情は大変です。

私自身は、1度転職しましたが今の会社では、15年以上働いているのでそれなりの役職や手当が付くので整備士業界の中ではまぁまぁだと思います

しかし、新入社員や若手社員の給料はなかなかしんどい給料だと思います。

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【年収】

私の去年の年収は、上記の過去投稿でも公開していますが「約650万円」でした。

ちなみに整備士全体では、日本自動車整備振興会連合会の自動車整備白書によると、2023年の整備士全体の平均年収は「約417万円」だったそうです。

※10年前の平均年収は「374万円」だったので、この10年で43万円程上昇しています

これは、過去最高額となり11年連続での上昇となり、伸び率も最大だったそうです。

しかし、ながら普通のサラリーマンの平均年収よりは数十万円少ないと思います

【月収】

私の月収は27万円~になりますね。そこに、報奨金や残業代が入ってくる感じになります

報奨金も残業代もなかったら手取り27万円です

私は、役職手当等が付いているのでそれぐらいの金額になりますが、新人や役職手当の無い整備士だったら20万円前後の月収になります

昔は残業時間も多く60時間以上する月もあったので、それを目当てにしている整備士も多かったですが、労働規制が厳しくなってそこまで残業をする事もなくなりました。その分、残業代が入らないので月収も大幅に減りました

役職につくまでは残業が少なかったら25万円を超える事は無いと思います

【賞与】

賞与(ボーナス)は、私の会社あるのでまだマシな方だと思います

賞与がある分、月収が少なくても年収ベースで考えたら整備士の中では良い方になるとは思いますが、必ず賞与が出るとは限りません

今のところは、一応右肩上がりですが、いつ下がるか・いつ無くなるか、分からない状況なので賞与に期待してはダメだと思いますが、これが無かったら確実に今の会社は辞めていますね。

【まとめ】

皆さんが思っている整備士の給料は想像以上に安く・過酷な仕事になっています

なので、若い社員はすぐに辞めていってしまい、なかなか整備士が育たないのが現状です

仕事に見合った給料を貰えたのなら辞める人も減る。残業で嫌で辞めていった整備士もいると思いますが、ただ単に残業だけを減らしただけでは月収が減ってしまうので、むしろ辞めたい整備士も増えると思います

整備士の待遇はこの10年で良くはなってきていると思いますが、まだまだ厳しい環境です

これからもっともっと整備士になりたいと思う人は少なくなってくると思いますので、ますます整備士業界は大変になっていくと感じます

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