今年も新人整備士が入社してきて約1カ月が経ちましたね。まだまだ、研修中の会社が多いと思うので実際に、現場に入っている整備士は少ないと思いますが、GWが過ぎた辺りから本格的に整備士の技能研修が始まっていくと思います。
会社によって様々だと思いますが、支給される工具はそこまで期待できるものではありません。最低限の工具しか支給されないか、全く支給されないと思います。世の中のほとんどの整備士が使用している工具は自腹で購入していると思います。私の工具も全体の7割ぐらいは自腹で購入した物になりますね。詳しくは、過去の投稿も参照してみて下さい。
早い会社だと、すでにお客様の車の整備をしている整備士もいるとは思います。その中で、やはり工具がなければ整備士は何も出来ません。最初の間は先輩の工具を借りて、作業をしていくと思いますが、それも次第に嫌になってくると思います。全ての先輩が優しく快く工具を貸してくれるとは限らないからです。
会社から工具を支給される工場なら最初のうちはそれだけでやっていけるとは思います。しかし、半年もすれば支給された工具だけでは全く対応出来なくなると思います。
そこで、20年以上整備士を続けている私が新人整備士が最初に購入した方が良いと思った工具をいくつか紹介したいと思います。新人整備士で何の工具を購入したよいのか迷っている人は是非参考にしてください。
1:作業灯
まず最初に絶対に購入するべきものは作業灯になります。車の整備をする上で作業灯がなければ、全く見えないので作業をする事が出来ません。これまで数多くの作業灯を購入して、使用してきましたが間違いなく「GENTOS/ジェントス」の作業灯でしょうね。色々な種類がありますが下記の物が整備士には一番合っていると思います。
充電式のLED搭載の作業灯になっていて、180度可動式グリップと底の部分の磁石によって、色々なところに付ける事が出来ることによって、様々な角度で照射することが可能になりました。
小型という事もあって、ポケットに入れていても気になりません。壊れたり、無くしたりしても何回でも購入して使用している最高の作業灯になります。
2:工具箱&台車
会社によっては、工具箱・台車も支給してくれる所もあると思いますが、なかなか全ての会社が支給してくれるとは限りません。工具台車は自作でも作れますし、市販の物購入しても良いでしょう。昔は、いらない鉄くずで仕事終わりに溶接したりして作っていましたが、最近の整備士は市販の物を購入するほうが断然多いですね。まぁ、忙しすぎて作っている暇がありませんからね。
工具箱・台車が無ければ、支給された工具や購入した工具を置いておく場所がありませんし、作業をする際には工具台車ごと動けば済みますので、必要な物になりますね。
いろいろなタイプがあって、大きい物から小さい物まで様々です。整備士を長く続けるのであればそれなりに大きな物を購入するほうが良いでしょう。小さい物は安いですが、あまり工具を収納できませんので、すぐに一杯になってしまうからです。
3:工具
実際に、工具が支給される時期は会社によって違うと思います。3カ月後・1年後だったりします。
なので、今すぐに購入するのは控えてとりあえず先輩の工具を借りましょう。2カ月ぐらい仕事をするば、今の自分に必要な工具が分かると思いますので、まずはその工具だけ購入し、工具が支給されてから足りないと思った工具を購入しましょう。
支給する前に工具を購入するなら最初はある程度セットで購入するほうが良いかと思います。一つずつ購入するよりは安く揃える事が出来ると思います。ブランドも気にしなければそれなりの物で良いと思います。こだわりたい人はお金に余裕が出来てからハイブランドの物を購入すればよいと思います。
ほとんどの会社は少量の工具しか支給されないと思いますので、それなりに揃えるとなるとそこそこお金がかかってきます。整備士の給料は安く、ましてや新人の整備士の給料は非常に安いと思いますので、なかなか工具を購入する余裕はないとは思いますので、初めのうちはとりあえず嫌でも先輩の工具を借りて仕事をしましょう。
工具が支給されたり、仕事を覚えだしてから工具は購入しましょう。生涯整備士をする人は少ないと思いますのであまり最初に工具を購入すると後で会社を辞めた後に無駄になってしまいますので、工具の購入は慎重に行いましょう。
4:軍手・ビニール手袋
最後は、毎日使用するであろう軍手・ビニール手袋です。
軍手は、あまりに安い物だと使いにくいと思います。特に、整備士は指先の感覚が必要となってきますので安物だとその感覚が鈍くなるので、それなりの物を使用しましょう。
ビニール手袋は、今の整備士はほとんどしていると思います。まず、手が汚れないのが最高です。昔は手や爪の間にオイルや汚れが付着して、なかなか取れませんでしたがビニール手袋をする事によって、常に手が奇麗な状態に保てます。
特に、新人の整備士はオイル交換やグリス交換といった汚れる仕事を任させると思いますので無いとすぐに手が汚れてしまいます。
これも、軍手同様に安物だとすぐ破れてしまいますし、使いにくいので色々なメーカーの物を購入して自分にあった物を購入するのをお勧めします。
コメント