車の整備士(エンジニア)になったら、身に付く知識や技術・資格を紹介します

車の整備士になると色々な技術や資格を身につける事が出来ます。

私自身、20年弱乗用車・トラック・バスの整備士をしていますが、その中で様々な技術・資格を取得しました

【知識・技術】

車の整備士をすれば、色々な知識・技術が身に付くと思います。

普通に生活している中で、何度も車の整備をしていて良かったと感じた事があります。

:家電の修理

家にある家電が壊れたら、整備士じゃなかったら諦めて新品に交換したり、修理に出したりすると思います

例えば、子供に大人気の任天堂スイッチのジョイコンって、スティックの部分がよく壊れて動かなくなると思います。

任天堂に修理依頼を出したら、何週間もかかってそれなりの修理費がかかってしまいます。

部品を注文して自分で修理をすれば数千円で修理は完了します。

何回かやりましたが、車の修理に比べれば簡単な物でした

その他にも水回りの修理をした時も、会社から工具を持って帰ってパイプの交換やホースの交換等を行いました。

ネットや知人に聞いたら数万円の請求だったと聞きました。それを自分で行えば数万円で済みます。

構造を理解して、今の時代ネットで調べればすぐに分解の方法を検索出来るので、後は交換する部品と必要な工具を揃えれば良いだけです。

【資格】

次は、自動車整備工場に勤務する事によって、取得出来る資格を紹介していきます。

:自動車整備士

自動車整備士とはその名の通り、自動車の整備をする為に必要な資格になります。

自動車整備士には、1~3級まで資格が存在します。

専門学校等で、自動車整備士の資格を取得して入社する人が多いですが、免許が無くて高校卒業後、そのまま就職した場合でも実務経験を積めば受験資格を取得する事が可能です。

資格には1級~3級までありますが、1級の資格を持っている人はほとんどいません。私の会社でも1級を持っている整備士は1人だけいました(今は辞めていません)。

ほとんどの自動車整備士が2級を持っていると思います。

各級にも種類があって3級は自動車ガソリン・エンジン整備士、自動車ジーゼル・エンジン整備士、自動車シャシ整備士、二輪自動車整備士。

2級はガソリン自動車整備士、ジーゼル自動車整備士、自動車シャシ整備士、二輪自動車整備士。

1級は1級小型自動車整備士のみとなっています。

まぁ、頑張って1級を取得しても結局技術が無ければ、全く仕事が出来ないので、とりあえず2級までを取得していれば全然問題無いかと思います。

2級までは取得していないと次に紹介する検査員になる為の条件を満たせません。

:自動車検査員

自動車検査員とは自動車整備士とは少し異なって、車検で整備が完了した車両の最終チェックを行って、適合証を発行出来る資格になります。

自動車検査員の試験を受講するにはいくつかの条件を満たさないと受講する事も出来ません。

1つ目は上記でも紹介した通り、2級自動車シャシ整備士を除いた1級又は2級整備士としての経験が必要です。

2つ目は、整備士主任として実務経験が1年以上である事(その年の整備主任者研修の受講を完了している事)

※整備士主任:資格では無い。自動車整備工場(認証・指定)が認定を得る為には必ず1名以上はいなくてはいけない者で、事業者から選任される必要がある

3つ目が指定工場で働いている事(指定工場とは

上記3つの項目の条件を満たしていると自動車検査員の受講資格があります。

:フォークリフト

整備士は、フォークリフトを使用する頻度が多いです。

トラックの荷台からエンジンやトランスミッションといった重量物を降ろしたり、動けなくなった車を牽引したりと、色々な所で使用します。

フォークリフトは、自動車整備工場で勤務していなくても誰でも申し込めば受講可能です。

:溶接

整備士は、車を修理・整備をする他に溶接をする事も結構あります

割れているブラケット等を溶接したり、自作の工具やエンジン台車を制作したりします

溶接の種類もその工場によって、色々あると思います。

ガスやアークや電気といった具合に、その工場で使用している溶接機の種類によって免許の種類も変わってくると思います。

:玉掛け

玉掛は、クレーンを使用して作業をする際にフックに吊り荷を掛けたり、外したりする作業の事を言います。

自動車整備工場には天井にクレーン(ホイスト)が設置されている所が多いです。それは、エンジンを交換する際に使用する為です。

エンジンは重量は1トン未満なので、「玉掛け特別教育」で十分だと思いますが、その上の荷重1トン以上の大型クレーンを使用する「玉掛け技能講習」でも良いです。

:その他

その会社によって少し違ってくるとは思いますが、上記の5つは会社から取得するように言われると思います。

その他にも「低電圧講習」や「危険物取扱者」や「砥石」といったようにそんなに資格があるのかと思うぐらいあります。

会社が取らせてくれる資格は積極的に取得する事をお勧めします。その会社を退職しても資格は無くならないのでね。

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