【整備士】整備士が使用している工具の紹介、その①

整備士

整備士が使っている工具は多種多様な物があります。一般的な物から特殊な物まで様々です。その工具を紹介していきます。

参考まで私の経歴です。

エアツール

まず、これが無いとまず仕事が出来ません。

乗用車ならそうでもないですが、大型トラックになるとタイヤ一つ取るにしても相当なトルクで締まっているので手で緩めるには相当な力がいります。

エアツールが無ければ、タイヤ一つ簡単に取り外す事も出来ませんね。

【エアーラチェット】

緩めたボルト・ナットを緩める為に工具です。

手動のラチェットでは時間が掛かってしまいますが、エアーラチェットがあればすぐに緩める事が出来ます。

大幅な作業時間の短縮になります。

各種メーカーから色々なタイプの物が出ています。安いのから高いまで様々です。

高いから良い物、安いから悪い物とは限りません。安くても、高くても自分が使いやすい物が一番良いです。

おそらく、一番使用する工具になりますので、自分に合った物を使わないと、仕事がスムーズに出来ません。

【エアインパクト】

タイヤからボルト・ナットまで様々な物を緩めることが出来る工具になっています。

高トルクで締まっている物を一発で簡単に緩めることが出来ます。

サイズも色々あります。小型の物から大型の物まで。

その用途に合わせて使用しましょう。

差込角12.7sq

一般的にエアインパクトと言われているタイプがこのタイプになります。

緩める力もそこそこあるのである程度の高トルクで締まっている物も緩める事が出来ます。

エアラチェットの次によく使用する工具になると思います。

普通のタイプのショートのタイプがあります。ショートタイプしか入らない所もあったりします。

強さは、普通のタイプの方が強いような気はしますが、迷っているならショートタイプを購入する方が良いかもしれませんね。

差込角19.0sq

エアインパクトを一回り大きくした、インパクトになります。

差込角12.7sqよりももっと高トルクで緩めたり締めたりすることが出来ます。

おもに、タイヤのナットを緩めたり、大きなボルトやナットを緩めたりするのに使用します。

これは工場で1~2個あれば十分です。使用頻度もそこまでありませんから。

差込角25.4sq

これは大型トラック・バスのタイヤを緩めるのに使用するインパクトになります。

かなりの高トルクで締めたり、緩めたりすることが出来ますが、締める力が強すぎるので主に緩める為に使用する事の方が多いと思います。

差込角19.0sqで緩める事の出来ないボルトやナットを緩めたりする事にも使用します。

【その他のエアツール】

ラチェット・インパクトのエアツールの必須のアイテムになります。

その他にも色々なエアツールが存在します。

エアガン

その名の通りエアを吹く工具になります。

その用途は色々有りまして、部品の清掃、エアクリーナーの清掃etc.

洗浄液を一緒に噴霧するタイプもあったりします。主に清掃するのに使用する事が多いですね。

エアドリル

ボルトやナットが折れた時に穴を開けるツールです。その他に、ドリルの先を変換し、ホイールの当たり面を磨いたりするのに使用します。

リューター

ドリルとベルトサンダーの要素を持ったツールになります。

ベルトサンダー

ベルト型のサンダーになります。

ベルト状のペーパーを巻いた物が高速で回転する事によって、ボルトやナットを削ります。

以外に使用頻度が多いですね。

ソケット

ソケットとは、インパクトやラチェットの先に付ける工具の事です。

その種類は様々有り、その全てを揃えようと思うととてつもない数になります。

その一部を紹介します。

【6角・12角】

整備士も一般の人も良く使う工具はこれです。

ソケットの形が6角のタイプと12角のタイプが有り、長さも大きく分けて3種類あります。

ショート

ソケットの長さが短いソケットの事です。

狭い場所や工具が入りにくい場所で使用するのに適しています。

セミディープ

ショートよりも少し長いタイプのソケットになります。

個人的にはこのセミディープが一番使いやすく感じます。

短くなく、長くないので、使い勝手は一番良いを思います。

ディープ

セミディープよりさらに長いタイプのソケットになります。

これを使用している整備士が一番多いかもしれませんね。

長い分、トルクもかけられるし、スタットボルトに付けられるいるナットを緩めるにも適しています。

ショートタイプでは入らない箇所もあったりしますが、ディープタイプではその心配は無いでしょう。

【ヘキサゴンタイプ】

ソケットの先が6角レンチのようになっているソケットの事です。

レンチよりも高トルクをかける事ができ、取り外す際もしっかりと力をかける事が出来ます。

ロングタイプとショートタイプが有ります。

【トルクスタイプ】

ボルトの先が星型のような形をしているタイプの事をいいます。ドアヒンジやスタットボルトによく使われています。

このタイプのボルトが使われている所は、このトルクスタイプのソケットが無いと外す事が出来ます。

最近では、インジェクターの取付ボルトにも使われていますね。

色々なメーカーの物を使用しましたが、高トルクになると折れる事がよくありましたが、neprosのショートのトルクスソケットを購入してからはまだ折れてませんので、お勧めです。

【トルネード】

ボルトやナットの頭が滑って、ソケットがかからない時に使用する特殊な工具になります。

トルネードを緩める事が出来なくなったボルトやナットに叩き込んでいき、しっかりと噛ませるだけで緩めることが出来るとても優秀な工具になります。

【プラス・マイナス】

ソケットの先がドライバーのプラスやマイナスになっているタイプです。

電動ドライバーの先に付けて使用する事によって、室内での作業が効率が格段に上がります。

ハンドツール

【ラチェット】

ハンドツールで一番使用頻度の高い工具になります。

短い物から、長い物・首が振るタイプ等多種多様にあります。

個人的には高い工具はあまり購入しないのですが、下記のスナップオンかMACのラチェットはどちらか一つは持っている方が良いですね。

私は、スナップオンを持っているのですが、これは最高に使いやすいです。

使って見ればその良さが分かると思います。

【スピンナーハンドル】

インパクトが入らい狭い所や、増し締めをする際に使用する工具です。

高トルクで締まっているボルトやナットを緩めたり、締めたりします。

よく、ヘッドの所が折れてしまうので、修理キットがあるスピンナーハンドルを購入する方が良いでしょう。

【ドライバー】

プラス・マイナスドライバーがあります。これは皆さん一度は使用した事があると思います。

日曜大工等でも使用する代表的な工具ですね。

しかし、整備士が使うとなると安い物だとしっかりと工具がかからない事があるので、それなりの物を使用する方が良いでしょうね。

その2」に続きます。

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