【整備士】バッテリーの良否基準は?点検方法は?

整備士

世の中の走っている車のほぼ全ての車に搭載されているバッテリー。このバッテリーが故障すると車が動かなくなったり、エンジンが掛からなくなったりします。

そうなる前にバッテリーを交換するのが一番トラブル無く、車を使用出来ます。

参考までに私の経歴です。

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【バッテリーの点検方法】

1・バッテリーの液量点検

一つのバッテリーで6つのセルに区切られています。

その一つ一つのセルの液量がUPPER LEVELとLOWER LEVELの間にしっかりと入っているのかを確認します。

ここでは、出来る限りUPPERに近づけておく方が良いと思います。LOWER付近でも正常ですが、すぐLOWERのラインを下回ってしまう可能性が有るからです。

液量が少なかったら、精製水や市販のバッテリー液で補充しましょう。

水道水等の普通の水は使用しない事!

2・バッテリーの端子の点検

バッテリーの端子がしっかりと締まっているのかを確認しましょう。

もし、緩みが生じていたら端子に隙間が出来てしまい、スパークしてしまうからしっかりと締め付けを確認しましょう。

腐食(白色の粉やサビ)していたら、しっかりと清掃しましょう。

3・バッテリーチェッカー

最後に、バッテリーチェッカーを使用に意図的に負荷をかけて、バッテリーが正常なのかを確認しましょう。

個人的には、バッテリーチェッカーがあくまでも目安程度に思っていた方が良いかと思います。

100%の信頼はありませんね。要交換と出ても、普通に何ヶ月も壊れなかったり、良好と出ても1ヶ月の経たないうちにバッテリーが上がったりしました。

なので、目安程度に考えていた方が良いと思います。

4・バッテリーの比重の測定

バッテリー液は危険な希硫酸なので、取り扱いには注意が必要です。

だいたい1.28~1.25の間に入っていれば、正常です。

1.24~1.21で普通、1.20以下になると注意が必要です。

1.20以下の場合は、バッテリーの充電が必要になってきます。

【バッテリーの良否判定方法】

バッテリーの良否判定は、上記の点検から判断する事が出来ます。

・まず、バッテリーの液量がLOWERを下回っている場合は、バッテリー液を足して、充電するば復活する可能性は有りますが、なかなか厳しいを思います。

・1つのセルのみが異常にバッテリー液が少なくなっている場合は早めの交換が必要です。

・次に、バッテリーの端子がスパークや腐食によって、痩せていれば交換する方が良いでしょう。

・バッテリーの比重を測定し、6つ全てでだいたい同じ値になれば良いのですが、1つだけ他の5つより遥かに低い値になっている場合は交換するしかありません。

【バッテリーが寿命を迎える前兆】

・クランキング時間が長くなる。

いつもなら、キーを回すとすぐに掛かっていたエンジンが2~3秒程キーを回さないと、掛からなくなったらバッテリーが弱ってきている合図です。

そのままの状態まま使用していたら、いずれ2~3秒が4~5秒ぐらいになり、クランキングをするのが重たくなって、最終的にクランキングしなくなり、エンジンが掛からなくなります。

過去の投稿を参照して下さい。

バッテリーが弱ってくると、いくら充電しても復活するのは難しいです。

バッテリーは定期交換部品になっていますので、前兆が見られたら早めに交換しましょう。

【日々のメンテナンス方法】

バッテリーはメンテナンスをしっかりと行えば、長い期間使用が可能になりますが、定期的に交換する方が良いと思います。

バッテリーが故障すると足止めを食らうので、そうならない為にも、日々の点検をしっかりと行って、適正な時期にバッテリーを交換しましょう。

バッテリーの点検は非常に簡単です。

液量を常にUPPER LEVELとLOWER LEVELの間する事です。ただそれだけです。

そうする事によって、長い期間バッテリーを使用する事が出来ます。

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