【整備士】整備士に必要な資格、持っていると良い資格の紹介

整備士

整備士をする上で、持っていると良い資格を紹介します。

参考までに私の経歴です。

【 自動車整備士の資格 】

まずはこれですね。この資格を持っていれば、大概の整備工場への就職が可能になります。

自動車整備士の資格にもランクが有ります。

  • 1級小型自動車整備士
  • 2・3級ガソリン自動車整備士
  • 2・3級ジーゼル自動車整備士
  • 2・3級自動車シャシ整備士
  • 2・3級二輪自動車整備士

1・2・3級の自動車整備士の資格が有ります。

全国の自動車修理工場で働いている整備士の中で、8割ぐらいの人は2級を持っていると思います。

学校へ通って取得する人がほとんどだと思いますが、会社に入ってから取得する人もいます。

2級(ガソリン・ジーゼル)を持っていれば、整備士の資格としては問題無いと思います。

たまに、1級を持っている人もいますが、正直いらないかと思います。(過去1人しか出会っていません)

1級を取得する理由が無いからです。1級を持っている人しか出来ない仕事、というものが無いからです。なので、2級で十分です。

【 自動車検査員 】

この資格を取得する事によって、車の検査や車の車検を通す事が出来ます。

が、これを取得するにはいくつか条件があります。

①整備主任者

1年以上の整備主任者としての実務経験がある事」とされています。

整備主任者とは・・・。

整備工場が国から指定を受ける際に必ず1名以上を配置しなければならない役職の事で、資格ではありません

整備主任者に選任されるには、自動車整備士の2級以上を保有している必要があります。(2級自動車整備士シャシは不可)

選任されるには所属している事業所から選任届を運輸局へ行い、受理されると整備主任者としての職務に就く事が出来ます。

②整備主任者研修

直近の整備主任者研修を受講している」とされています。

整備主任者研修とは・・・。

毎年1回、整備主任者・検査員が受けないとダメな研修の事です。

早い話、免許の更新の様なものだと思って下さい。

全国各地で開催されているので、自分の事業所から近い会場へ研修を受けに行かないと、更新されません。

整備主任者が2時間・検査員が3時間の研修となっています。

③勤務先が「指定工場」の指定を受けている

勤務先が指定工場の指定を受けている、もしくは、指定工場の指定を受けようとしている」とされています。

認証工場とは・・・。

自動車分解整備を行うには、地方運輸局の許可がないと行う事が出来ません。

許可されると、認証工場として分解整備等の業務を行う事が出来ます。

指定工場とは・・・。

認証工場において、一定の条件(工場の設備や技術)を満たすと、地方運輸局に申請する事によって、指定工場になります。

認証工場と指定工場の大きな違いは、自社で車検を通す事が出来る事です。

認証工場の場合は、車検の内容の整備を行っても、運輸局へ車を持ち込んで、検査をしてもらわないと、車検を更新出来ません。

指定工場の場合は、自社で整備し、自社の検査ラインで検査し、書類を運輸局へ持って行く事で、車検を更新出来ます。車は持っていかなくも良いです。

上記①②③を満たしている

上記①②③を満たして、初めて検査員になる為の試験を受ける事が出来ます。

規定の時間、講習を受けて試験に合格したら「検査員」になる事が出来ます。

しかし、この試験が年によって難しかったら、簡単だったりします。

5年ぐらいのサイクルで試験問題が変更される様で、外れの年に受けると、合格率が例年よりも低くなるみたいです。

私が受けた時は、大丈夫でしたが、次の年はかなり難しかったようです。

しかし、講習と家で勉強すれば誰でも受かると思いますので、寝ずに講習を受けて、家で勉強しましょう。

検査員の資格は一生ものなので、取得していても損は無いです。

【 大型免許・牽引免許 】

大型車の整備士になろうと思っている人だったら、この免許があった方が良いですね。

特に、大型免許は必須になりますね。何故なら、トラックを修理しても、その車の最終点検の為の試運転が行えないからです。

別に、免許を持っている人に行ってもらっても良いのですが、やはり最終チェックは自分で行わないとダメだと思います。

牽引免許は有った方が良いですが、別に無くても大丈夫です。無理に取得する必要はありません。

【 フォークリフト 】

持っていれば、大型部品(エンジンやトランスミッション)の移動を行う事が出来ます。

大型車系の整備工場なら意外に色々な場面でフォークリフトを使う事が有ります。

エンジンを降ろしたり、車を引っ張ったり、フレームの修正するのに使ったりと、あって困る事はありません。

コメント