これから子供に野球を習わそうと思っている親御さんへ、学童(少年)野球チームの選び方

野球

少子高齢化社会になる日本において、子供の人口は減る一方です。そして、野球・サッカーに関わらず、スポーツをする子供の数も年々減っているように感じます。

 私の所属していた学童野球チームも一時は、解散の危機もありましたが、なんとか持ちこたえていますがいつ、解散になるか分かりません。サッカーに比べて野球を子供に教えるのは、非常に難しい事です。野球と一言で言っても、投げる・捕る・打つ・走る・守る、といったように数々の動作が有ります。サッカーボールよりも小さいボールをバットで打つ事は小さい子供にとっては非常に難しいと思います。飛んでくるボールを打つ事は、大人ですら空振りするのですから、小さい子供、ましてや習い始めの子供にとっては打つのは不可能といっても過言では無いです。それを教えるのですから、自分が野球の練習するよりもはるかに悩みます。最初のうちは、自分が習ってきたことを子供たちに教えてましたが、高学年(6・5年生)ぐらいだと理解してくれる子供もいますが、5年生以下だと専門的な事をいくら教えても、何度も何度も伝えても理解してもらえるのは厳しいと感じました。なので、投げる事に関しては、ケガがないように、肘の高さが低い時だけ注意し、打つ事に関しては小学校の頃は難しい事を教えるのではなく、とりあえず強くバットを振るように教えました。この時期に、強くバットが振れないと、この先の成長はないと思います。投げる・打つ事をある程度は、教えますがそこもで細かく教える事をやめました。それよりも、野球を楽しく・野球が好きになってくれるようにどうしたらよいかをよく考えながら、練習に臨むようにしています。

強豪チーム・毎年強いチームを作っている球団は野球の楽しさよりは、野球の勝ち方を教えてると感じます。小学校の低学年からバンドの練習をし、試合では送りバンド・スクイズでランナーを進めて、得点を重ねていました。なので2打席ともにバントをしている子供もいます。それで、子供が楽しければ良いとは思いますが、私の子供がその子供だったら、嫌ですね。うちのチームはサインですら最後の大会では数回使いましたが、その他ではノーサインで試合を行っていました。私の個人的な意見ですが、小学生の時は、サインなんていらないと思っています。バンドもしたい子供がしたら良いし、盗塁も走りたかったら走ったら良い。そう感じます。

これから、お子さんに野球を習わそうと思っている方は、練習・試合の両方を見学する事をおすすめします。練習と試合で態度が全然違う、監督・コーチがいるからです。そのチームのカラーをしっかりと親が見極めてあげてほしいと思います。まぁ、最終的には子供がそのチームで野球をやりたいかが重要になってくるとは思いますが、まずは親がそのチームの判断してあげてほしいです。親の協力無くして、学童野球は成り立たないと思います。当番等の問題もあるとは思いますが、一人でも多くの子供が野球を楽しく、習ってほしいと思います。

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