年が明けて、後1ヶ月もすればほとんどの学童・少年野球のチームは新チームとして始動すると思います。※ここでは学童=小学生、少年=中学生として解説しています。
その中で、新監督・新キャプテンを決めなければチームとしてはじまりませんよね。監督・キャプテン選びについて、どうすれば良いのか学童で監督・コーチを経験し、今は少年野球のコーチをしている私が、10年以上学童・少年野球を見てきて、感じた事を解説していきたと思います。
※重要
一度チームに亀裂が入ってしまうと、そう簡単に戻る事は不可能だと思います。なので、意見・文句を言うなら、それなりの覚悟を決めてから言わないと、後で後悔すると思います。軽はずみにその場の感情に任せて意見を言ってしまうと、その人は居場所が無くなってしまう可能性があります。
「意見した人」か「文句を言われた人」、どちらかはチームを去っていくと思います。和解して両方の人が気持ちを整理して、そのチームで続けていくのはよっぽどの事が無い限り無理だと思います
※実際、私の子供は学童の時に親が監督・コーチに意見をして10人ほどいた人数が最終3人になってしまいました。その学年は強かったので今でも本当に後悔しています。
その事はしっかりと頭に入れておいて下さい!
「監督」
私自身、監督の経験も何年もあって、そのしんどさ、つらさは良く分かります。詳しくは過去の投稿を参照してみて下さい。
ほとんどのチームは、監督は5年生の時のままで、そのままスライドすると思います。
しかし、一部指導方法等が嫌で監督の交代を指導者に要請してくる親もいると思います。実際、私も何回かそういった場面に直面した事があります。その時は、監督では無くコーチに対する意見でしたが。
その時は、意見した家庭・文句を言われた家庭、どちらもチームを辞めて、別のチームに移ってしまいました。
文句を言って来る親の言い分が正しい事もあれば、全く自己中心的な言い分だった事もあります。
要は、子供優先では無く、親優先で言っていると思います。子供が嫌ならそのチームを辞めて別のチームで野球をやる方が断然良いと思います。嫌々やっていると、野球自体が嫌になって、野球を辞めてしまうからです。
しかし、子供は何も言っていないのに、親の身勝手な意見によってチームが分裂する事もしばしば聞きます。実際に、10年以上にわたって学童・少年野球を見て来ましたが、辞めていった子供達の理由の8割は親が原因で、後の1割が子供が嫌で別のチームに移り、残りの1割が野球自体が嫌になって辞めてしまいました。
やはり、学童・少年野球において親が一番の問題になると感じます。
野球経験は無くても監督をやっている人はいますし、努力するは誰でも出来るとは思います。しかし、指揮するのが苦手な人もいるので、向き不向きはあるとは思います。
教えている指導者同士で、監督は決めると思います。
その決定が不服ならば、保護者会を開いて、全員の意見を聞いて監督を決めるしかありませんね。
監督もコーチもお金を貰ってやっている訳では無く、ボランティアで自分の子供が入団したから手伝っている訳です。夜勤明けの人いれば、片方しかない土日の休みに手伝ってくれている人、そういった無償の協力によってチームが成り立っているのを忘れないでください。
「キャプテン」
キャプテンを選ぶ場合は、チームによって様々あると思います。
【5年生のまま】
そのままスライドするパターンです。
5年生でやっていたので、そのまま6年生でもやるパターンですね。
【指導者によって交代】
次は、指導者が5年生の1年間を見た結果、6年生のキャプテンを変更するパターンです。
正直、キャプテンは誰でも出来るものではありません。リーダーシップを取って、チームの先頭を歩かないとダメですから。
1年間見ていれば、誰がキャプテンに向いているのか分かると思います。
【子供による選出】
最後は、子供達に決めさせるパターンです。意外にこれが一番多い決め方かもしれませんね。
指導者も個別に子供から意見を聞いて、それを参考にして決める事がありますので。
子供達自身が一番、分かっていると思います。誰がキャプテンが良いのかを。ただ、選ばれた人がキャプテンが嫌という事もあります。その時は、副キャプテンにするとか、配慮は必要かと思います。何事も嫌々やっていたら楽しくありませんからね。
「まとめ」
監督・キャプテン選びは難しいと思います。特に、監督によってチームの雰囲気がガラリと変わってしまいますから。
不満に思っている事がある人は、文句を言う前に一度冷静に考えて、他の人の意見も色々聞いてみたり、OBのお母さんに相談してみたりして、それでも納得できないのであれば、意見しても良いとは思いますが、「子供優先」に考えて、何が一番子供にとって良いのかを考えて下さい。
私はグランドに立っている指導者・父兄の皆さん全員が子供優先に全ての事を考えたら、衝突も文句もなくなると思っています。その為には、指導者・父兄の方々が普段から色々な話をして、お互いの事を認めていき、協力してチーム運営をしていくしかありません。
私が監督して指揮をとった時は、一番に考えたのが子供ではなく、その親御さんです。練習を見学する為に、グランドに来た時や試合を見に来た時などに積極的に話しかけていました。
私の長男の時はチームが分裂したと言いましたが、それから数年過ぎてから会った時にはみんな文句・意見をした時の事を後悔していました。私もその一人です。親だけではなく子供の後悔していたみたいです。あの時、みんなが少しでも冷静に考え、子供の事を第一に考えていればと今でも後悔しています。みなさんはそうならない為にも、しっかりと子供の事を考えて、子供の意見を聞いてから行動することを強くお勧めします。
少しでも参考になれば、嬉しいです。最後までご覧いただいてありがとうございます。
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