TAKAGI(タカギ)製の浄水器一体型の水漏れ修理をやってみました

ブログ

今住んでるマンションに引っ越してきてから、15年余りが経って色々な箇所が壊れて買い換えました。

換気扇・ガスコンロ・水洗トイレ・その他の家電等々。ここ最近、蛇口からの水漏れが酷くなって修理しようと、TAKAGI(タカギ)のコールセンターに電話しました。品番・型式を伝えると、大体の工賃と部品代を教えてくれました。私の家の場合は、2万~3万ぐらいで直ると言われました。

そこからネット等で調べると、自分で修理出来そうな感じがしたので部品を揃えて修理しました。

やってみた感想は、それなりの知識があれば出来ると思いました。私自身車の整備士をしていますのである程度構造が分かり簡単だと思いましたが、締め付ける力加減など気を付けないとダメな箇所もありますので、自信の無い方は止めたほうが良いと感じました。作業が失敗するとおそらく水が止まらなくなったり、水漏れがもっと酷くなったりすると思うので、注意しましょう。

品番は若干シールが剥がれて読み取りにくくなっていましたが、なんとか読むことが出来ました。

  • JA1030BA9N96
  • GH0803-0462

上記の品番だと判明しました。

正規品だとなかなか高いですが、セラミックバルブの長さを測ってそれをネットで調べたら同じようなタイプの物が安く出ていたので、それを購入しました。

購入するにあたって注意点が書いてありました。発送までに2週間以上かかるとの事でしたが、我慢して待つしかありませんでした。

注文から10日目にしてやっと商品が到着しました。まぁ、海外製なので遅いのは仕方がないかと諦めていたので仕方がありません。

では、交換の手順・交換してみての注意点等を解説していきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

【水漏れ箇所】

交換作業をしていて分かったのが、水漏れがしている箇所によって、交換する箇所が変わりますのでまずはどこから漏れているのかを確認しましょう。

その①:水が止まらない

レバーを上げて水が出る所から水がポタポタ出続けている場合は、小さいOリング2個の交換で直ると思います。

(一度交換してるので、純正の青色のOリングじゃなくて、黒色のOリングが付いています)

初期のOリングは青色のOリングをしていますが、これが劣化していくと白色に変化していきます。白色になっていれば、Oリングが劣化している証拠です。

Oリングの内径・外径と太さを測って、ホームセンターやネットで購入しましょう。500円もあればお釣りがくる程度で購入出来ると思います。

その②:隙間

水を出すと本体の隙間より水漏れがする場合は、セラミックバルブの外周の大きなOリングを交換するば止まります。

(一度交換しているので黒色のOリングが付いていますが、純正はオレンジ色のOリングが付いています)

このOリングも内径・外径・太さを測ってホームセンターやネットで購入して交換しましょう。これも500円もあれば十分足りると思います。

その③:レバーの上部

私の家の水漏れがこれでした。

水を出すと本体の上部、レバーの下辺りから水漏れがしていました。

冷水・温水の切り替えの所なので、これはセラミックバルブ本体を交換するしかありません。これは、上記でも説明しましたが、ネットでしかありませんでした。

【工具】

交換作業を実施する上でいくつか必要な工具があります。

+ドライバー・-ドライバー・六角レンチ(タイプによって)モンキー・32mmのボックス(無くても可)ゴム手袋

上記の工具が最低限必要になってきます。

【交換作業】

では、交換作業を開始していきます。

その①:コック

まずは、水と温水のコックを閉めます。

シンクの下を開けると蛇口の下からホースが2本出ていると思います。そのホースを辿っていくと、写真のようなコックがあると思います。

そのコックを回らなくなるまで、時計回りにまわしていきます。

2つ共に回らなくなったら、一度蛇口のレバーを上げてみて、水が出てこないかを確認し、出てこなければOKです。

その②:レバー

水が止まったら、次はレバーを取ります。

タイプによって、若干違ってくるとは思いますが、六角で止まっているタイプとカバーを開けて、クロスで止まっているタイプがあると思います。

私の家はカバーが付いているタイプです。

カバーと取り外すと、クロスのビスが見えてきます。ビスを取り外すとレバーと上に引っ張れば取れます。

その③:カバー

レバーの下に付いているカバーを取り外します。

初めて取り外した時、この部分がメチャクチャ閉まっていてなかなか緩みませんでした。

ゴム手袋や滑り止めが付いた手袋があれば、少しは楽に取り外す事は出来ると思います。

その④:キャップ

最後に取り外すのがセラミックバルブのキャップです。

これが、本当にかたくて、マジで回りませんでした。正直壊れる覚悟で回したら回りました。正直、これが取れないと交換する事が出来ません。

モンキーレンチで回す事が出来たらよいのですが、無理なら32mmのボックスが必要になります。

しっかりと押さえながらやらないと、蛇口が折れるかもしれません。それぐらいマジで回りませんでした。

その⑤:セラミックバルブ

最後に、セラミックバルブを取り外して終わりです。

組付けは取り外した手順と逆の手順でやれば大丈夫です。

【まとめ】

正直、自信が無い人は交換作業をする事をお勧め出来ませんね。

間違って組み付けてしまえば、水が止まらなくなってしまったり、さらなる水漏れが発生してしまう可能性が高いからです。

安く交換出来ますが、あまり無理は出来ませんね。

それでも安く交換したいのであれば、しっかりと工具を揃えてから、作業を開始すれば大丈夫だと思います。

少しでも参考になれば、うれしいです。

コメント