車を動かすのに欠かせない燃料ですが、新車でも長年使用している車でも漏れる事があります
燃料タンクからエンジンに燃料を送るまでに色々な部品やホース・パイプを繋げることによって送っています
それらの部品の経年劣化や損傷によって燃料漏れはおこってしまいます
この記事では、燃料の流れ・原因・燃料漏れが多い箇所等について解説しています
簡単に、この記事を書いている私の紹介です。20歳から整備士をして途中、一度転職して今は大型車をメインに整備をしている今でも現役の整備士をしている三児のおっさんになります(詳しくはこちらを参照して下さい)
では、解説していきます
燃料の流れ
まずは、トラックやバスの燃料の流れを解説します
①燃料タンク ➡ ②燃料エレメント ➡ ③燃料ポンプ ➡ ④コモンレール ➡ ⑤インジェクター ➡燃料室
| 名称 | 役割 |
| 燃料タンク | 燃料を貯めておくタンク |
| 燃料エレメント | 燃料に含まれるゴム・不純物を取り除く |
| 燃料ポンプ | 燃料を高圧にして圧送する |
| コモンレール | 高圧の燃料を貯める |
| インジェクター | 燃料室内へ燃料を噴霧する |
メーカー・車種・型式によって若干違うかもしれませんが、だいたい上記のような流れになります
上記の部品と部品を繋ぐ為に、ホースやパイプを使用して、燃料タンクから燃焼室まで燃料を送っています
車種・型式によっては、プレフィルターやゴーズフィルターといった部品が装着されているタイプもあります
原因とは?
燃料が漏れる原因は大きく分けて、3パターンあると思います
①劣化
漏れる原因の第1位は劣化によっておこります
劣化とは新車から数十年経って、一度も交換等をしていない部品が壊れる事です
代表的な部品は燃料ホースになります
ホース類はゴム製品の為に劣化によって硬化してしまい、ゴムが持つ本来の柔らかさが無くなってきます
そうなると漏れやすくなります
②振動
長年車を使用していると、車両の走行中の振動等によりパイプが緩んだり・損傷する事によって漏れがおこります
代表的な部品は、ホース同様に部品同士を繋いでいるパイプ等が影響を受けます
少しの振動では全く問題は無いですが、それが長期間に渡って繰り返される事によって損傷し、燃料が漏れて来ます
③部品の不良
上記でも説明した通り、燃料タンクから燃焼室まで燃料を送っています
その部品自体の不良により燃料漏れがおこります
長年使用した車じゃなくても、例えば新車でも不良の場合は漏れて来ます
④その他
後は、作業ミスによっておこる燃料漏れです
実は・・・これが一番多かったりします
燃料漏れの厄介な所は、すぐに漏れてこない事です
作業が終わって、試運転をして漏れが無いのを確認してから車を出庫させても数日後に燃料漏れで帰ってくる事もあります
それが、ミスの場合もあればミスをしていないのに漏れている場合もあります
例えばパイプの場合、締まっているのに滲み出てくる時があります
締めなおして止まる場合もあれば、新品に交換しないと止まらない場合もあったりします
漏れる箇所とは?
①ホース・パイプ
一番漏れる箇所は、部品と部品を繋いでいるホース・パイプ類になります
上記でも説明しましたが、ホースの場合は劣化によって漏れが生じ、パイプの場合は振動等によって漏れが発生します
燃料ホースの場合は、硬化してしまったら漏れる確率がかなり上がります
ホースを止めているバンドの締付力が無くなっても漏れて来ます
点検等でホースの滲みがあれば交換しましょう
パイプの場合は、漏れてきた一度緩めて締め付ければ、漏れが止まる時もあります
それでも漏れが止まらなかったらパイプ自体を交換するしかありませんね
②サプライポンプ
サプライポンプ(燃料ポンプ)は燃料を圧送している装置になります
ポンプ本体から漏れている場合と圧送したパイプから漏れて来る場合があります
高圧の燃料になっている為に、漏れる箇所によっては霧状になった燃料が出てくる時があります
酷い場合は、エンジンも始動出来なくなってレッカー移動になってしまいます
③コモンレール
サプライポンプから送られた高圧の燃料を溜める部品になります
内部が高圧の燃料になっている為に、少しの緩みや損傷で漏れて来ます
場合によっては、エンジンも始動出来なくなってしまいます
④燃料タンク
燃料を貯める部品になります
経年劣化によって燃料タンク自体から漏れて来る場合と金属同士の接触によって漏れがおこります
経年劣化は燃料タンクは雨風に常に打たれているのは、年数が経てば経つほど劣化していきます
金属同士の接触というのは、燃料タンクを支えているフレームと擦れる事です
金属同士が擦れないように、間にクッション的な役割でゴムが貼られています
そのゴムが振動等によって削れる事によって、金属部分が露出し燃料タンクが擦れることによって損傷し、燃料が漏れていきます


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