車のエアコンが効かない原因とは?

毎年毎年、今年の夏の暑さはヤバイ、とニュースやSNS等で言われています

しかし、令和8年度の今年の夏は本当にヤバイと感じます

整備士歴20年以上の今でも現役の自動車の整備士をしている私でも過去1番と感じるぐらいの暑さです(詳しい私の経歴です

夏になると一気に増えて来る車のトラブルの一つがこの「エアコンの不具合」になります

この暑い中、エアコンが効かない車内を考えると生命に関わる危険を感じますね

ここでは、エアコンが効かない原因は何かを解説しています

簡単に修理出来る故障もあれば、時間のかかってしまう故障までエアコンに不具合は多種多様にあります

スポンサーリンク
スポンサーリンク

エアコンの概要

まず、エアコンの概要が分かっていないとエアコンの修理をする事は出来ません

構成部品は下記の通りになります

エアコンガス、②エアコンコンプレッサー、③コンデンサー、④レシーバー、⑤エキスパンションバルブ、⑥エバポレーター、⑦ブロアファン

①エアコンガス

エアコンのシステムはガスを圧縮したり、噴霧したり、気化したり、液化したりする事によって冷たい風を作り出しています

今は「R-134a」とというガスを使用しています

私が、車の免許を取った20年以上前は「R12」といるエアコンガスが使用されていました

R-134aよりも冷えが良く、夏でもエアコンを入れると寒いぐらいに冷えました

しかし、オゾン層の破壊に繋がる為に現在は製造は中止されています

R-12の変わりに今のR-134aに変更されました

②エアコンコンプレッサー

エアコンガスを圧縮し、高温高圧し各部に送っている装置になります

ベルトによって駆動されている物がほとんどですが、最近では電動のタイプの出てきています

ベルトで駆動されているタイプは常にベルトによってプーリーが回されていますが、空転しています

コンプレッサーについているマグネチッククラッチがONになる事によって初めて、エアコンガスを圧縮します

③コンデンサー

エアコンプレッサーで圧縮された、高温高圧のエアコンガスを冷やす装置になります

冷やす事によって、熱を放出し低温高圧の液状ガスへと変化します

冷却効果を高める為に、車両の前面に配置している車が多いです

後は、コンデンサー用のファンを搭載冷やしているタイプもあります

④レシーバー

コンデンサーによって冷やされて低温高圧の液状ガスを一時的に蓄える装置になります

エアコンガスを蓄えるだけでなく、水分や不純物を取り除く役割も果たしています

⑤エキスパンションバルブ

レシーバーで蓄えられた低温高圧の液状ガスを一気に、膨張させて噴霧する装置になります

噴霧する事によって、高圧から低圧の霧状のガスにします

高圧から低圧に一気膨張させる事によって、熱エネルギーが奪われ急激に気化し温度が下がる性質を利用しています

⑥エバポレーター・ブロアファン

エキスパンションバルブによって低温低圧の霧状のガスとなったエアコンガス内部を通っています

エアコンユニット内部にある為に、肉眼で見る事は出来ません

エアコンを付けるとしばらくすると車両の下から水が出てくるのを見た事があると思います

その先に、エアコンユニットがありエバポレーターがあります

ブロアファンから送られた空気がエバポレーターに当たる事によって、熱を奪い冷やしています

故障しやすい装置は?

上記であげた部品の中で、よく故障するのはだいたい

①エアコンコンプレッサー

コンプレッサーは内部にオイルが入っていて、そのオイルが不足したりすると焼き付いてしまう事があります

後は、マグネチッククラッチ部が不良でロックしない場合もよくあります

ベルトで駆動しているので、ベルトが切れればエアコンは効かなくなります

コンプレッサーは、ベルト・マグネチッククラッチ・コンプレッサー本体の3つの不具合が考えられます

②エキスパンションバルブ

噴霧するバルブなので、バルブが詰まってしまう事があります

微妙に詰まっていても冷えが悪くなるので、交換するしかありません

③コンデンサーファン

コンデンサー用のファンが回らなくなると、高温ガスを冷やす事が出来ずセフティモードになり、制御を停止します

常に水をかけ続けたらファンが動かなくても冷えますが、常に水をかけるのは不可能なのでファンを交換するしかありません

初期ならファンに衝撃を与えたら動くことはありますが、早めに交換した方が良いでしょう

④ガス不足

ガスが不足していれば、当然エアコンは冷えません

しかし、エアコンガスが少なくなることは無いので必ず漏れています

エアコンの修理後、だと修理した人がミスしたら不足している場合はたまにあります

エアコンガスを補充したら一時的には冷えるようになるとは思います

でも、漏れているので遅かれ早かれまた冷えなくなります

なので、もしエアコンガスが不足していれば漏れている箇所を修理してから補充しましょう

まとめ

この猛暑の中、エアコンが冷えなくなったら車に乗る事は出来ませんね

乗用車じゃなく、仕事で使うトラック等の場合はエアコンが効かなくても使用するしかありません

しかし、エアコンは壊れない限りなかなか修理・交換をする事がありません

なので、シーズンに入る前の6月頃に一度点検してもらう事によって突然の不具合になる事を少しでも防げます

100%ではないので絶対ではないですが、不具合の出かけや故障しかけの装置等未然に交換する事が出来ます

エアコンは素人がなかなか修理出来る装置ではないので、専門家にしっかりと見てもらいましょう

まだまだ、暑い日が続くのでエアコン無しでは快適な運転は出来ないと思います

コメント